映画と本の感想ブログ「映画の本だな」

いつかディズニー映画を英語で観るために頑張るブログ。

映画「バグダッド・カフェ」

映画「バグダッド・カフェ

 

映画"Out of Rosenheim"

1987

パーシー・アドロン 監督

 

 何も無い空間から、パッと現れるコイン、ハンカチ、そしてバラの花……。

タネも仕掛けもよく知られた、オーソドックスな手品です。

そんな古典的なマジックが、人々の交流を促す映画――それが、

今回ご紹介する映画「バグダッド・カフェ」です。

 日本では1989年に公開され、ミニシアター上映にも関わらず、

数ヶ月のロングランを記録し、ミニシアターブームを引き起こしました。

映画は観たことがなくても、主題歌は聞いた覚えがあるかもしれません。

ジェヴェッタ・スティールが歌唱した「コーリング・ユー」は、

映画を離れて、世代を超え、歌い継がれています。

 大人向けの幻想作品と言ったらよいのか、何しろ独特な作風で、

一度観たら印象に残り、現在でも、レビューでは高評価が目立つ作品です。

 

 実は今回、この映画を観ようと思ったきっかけとなった書籍があります。

それがこれ、「ミッキーマウスの憂鬱ふたたび」(松岡圭祐 著)です。

ディズニーランドの裏側を物語の舞台としたことで、

ディズニーファンや、ディズニーランドに一度でも行ったことがある人の

興味を引きつけた小説「ミッキーマウスの憂鬱」の続編です。

ただし、シリーズものとは言っても、それぞれで独立していますので、

こちらだけ読んでも話が繋がらない、ということはありません。

 小説の中で、他の映画作品と共に本作の名前が挙げられており、

未視聴だったため、気になって、鑑賞することを決めました。

勘の良い方ならお気付きの通り、小説には手品が登場します。

実際に映画を視聴して納得。

なるほど、コレね。といった具合です。

 そんなわけで、映画を観た方には、ぜひ小説を読んでいただきたいです!

逆もまた然り。

どちらも未視聴・未読な方は、お好きな方から手に取ってみてください。

 

 手品って、いいですよ。

人生には、魔法が必要ですからね。