映画と本の感想ブログ「映画の本だな」

いつかディズニー映画を英語で観るために頑張るブログ。

映画「バイオハザード」

You're all going to die down here.

映画「バイオハザード

 

バイオハザードは、次に挙げる三つの条件が関わりあって発生する。

 すなわち、第一は原因となる病原微生物(病原体)の存在、

 第二はその病原体に対する感受性を持つ生物種の個体や集団の存在、

 第三は病原体と感受性ある生物種とを結ぶ

 何らかのルート(感染経路)の存在である。

 原理的に言って、これらの条件のどれひとつが欠けても

 バイオハザードは起こり得ない。”

書籍「バイオハザード原論」

本庄重男 著

 

映画"Resident Evil"

2002

ポール・W・S・アンダーソン 監督

 

 原作となったゲームも有名なら、ゲームとは異なる設定・ストーリーにも

関わらず、実写化した映画も有名になった作品、「バイオハザード」。

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリス・アバーナシーが主人公の映画シリーズは、

2016年に全6作品で完結しましたが、

2022年に新シリーズが公開され、その人気はいまだ健在!

ゲームも、本編だけで続編が9作品制作され、

さらには派生シリーズも展開されています。

熱狂的な人気は、衰えることがありません。

 また、コロナウイルスを知った今となっては、

感染から逃れようとする主人公たちや、

研究所を封鎖してウイルスを閉じ込めようとする人工知能の思惑が、

非常に真に迫った作品です。

 

 物語の舞台は、地下の研究施設。

半地下、ではなく完全に地下で、アリの巣にも似た巨大な構造物です。

ここで研究されていたT-ウイルス(「ティーウイルス」架空のウイルス)は、

異なる生物の遺伝子どうしを繋げるはたらきを持っています。

これは、新しい生物を人工的に生み出す際に、役に立つ、ということです。

 製薬会社大手として名を馳せるアンブレラ社(架空の会社)は、

この危険なウイルスを用いて、生物兵器を製造していました。

ところが、何者かの手によって、このウイルスが漏洩してしまいます。

本作の題名でもある「バイオハザード(生物災害)」が起こってしまったのです。

研究施設を支配するメイン・コンピューター:レッド・クイーンは、

この事態を受けて、防衛プログラムを作動します。

その結果、施設内の全職員が命を落とすこととなりました。

 その頃、主人公:アリスは、

見知らぬ屋敷のバスルームで倒れていたところ、目を覚まします。

彼女は、自分がなぜここにいるかも思い出せません。

記憶喪失となった彼女の前に現れたのは――。

 

 コザクラは、原作のゲームをプレイしたことはないのですが、

ゾンビが出てくるクソ怖有名ホラーゲームだということは、知っていました。

今回、映画も人気があるのに、そう言えばまだ観ていなかったな、と思い、

軽い気持ちで見始めたのですが、凄く怖かったです……。

映画を観る前は、「へぇ、映画はゲームとは違うストーリーなんだ。

映画の後で、プレイ動画を探して視聴しようかな」と考えていたのですが、

とてもじゃないけど、今は無理です。

 ちなみに、主演のミラは、

実際にゲームをプレイしてから撮影に臨んだようです。

 でも、ホラーゲームは本当に、プレイする人を選ぶゲームだと思います。

ホラーが苦手な人は一定数います。

コザクラ含め、そういう人達の財布や関心を度外視して、

採算が取れるように制作するのだから、ゲーム制作会社って、

本当に、夢がないとやっていけない仕事だと思います。

ホラーゲームに限ったことじゃないかもしれませんが、

「オレの考えた最恐を見てくれ!」という気持ちがないと、

世に出ることすら叶わないと思います。

 カプコンを代表するサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。

それを原作としながらも、独自にストーリーを作り上げた映画。

 どちらも、作り手の情熱がなければ、ここまで愛され、

怖がれるシリーズにはならなかった筈です。

 

 感じてください、彼らのパッションを!

 コザクラは、しばらくホラーは、休みます(涙)!!

 

【映画のキーワード】
#ホラー #サバイバル #鏡の国のアリス