「ディズニー・コスチューム大全」を手に入れた!
――がっかりですよ、本当に。 ……ハァ。
翔泳社から2021年に発売された「ディズニー・コスチューム大全」を
入手したんですけど、予想した通り掲載されていませんでした、
衣装を背面から見た画像。
設定画集もそうなんですけど、コスチュームを知りたい人――特に
ファンアート作成を目論む人からすると、衣装の前面よりも
後面がわかる画像がほしくてしょうがないんですよね。
実際にファンアート作成までいかなくても、「後ろの布どないなってんねん?」と
思った人が手に取る類いの資料だと思うんですよ、この手の本って。
見たいじゃないですか、背中。
知りたいでしょう? どこから生えているのかわからない布の行方。
理想を言えば、前面・側面・背面・上から見た図の4つの画像が欲しい!!
というか、無いと理解できない! 服の構造が!
3Dで想像するのが苦手なコザクラは、この手の本は歯ぎしりしながら
「カメラさ~ん!もっと後ろ寄ってくれェェ!!」と叫びながら読んでいます。
出版社の皆様、どうかひとつ、よろしゅうおたのもうします。
さて、ディズニー実写映画の衣装を特集した本著では、
アニメーション時代から現代に至るまでの衣装づくりの歴史について
冒頭で触れられています。
「白雪姫」など初期の作品は実写モデルを参考にして、
アニメーション作品が制作されています。
ということは、モデルさんたちが映画同様の格好をして演技していたわけで、
その当時制作された衣装の画像が掲載されています。
くたびれたピノキオの衣装に、ディズニーアニメーションの歴史が感じられます。
観たことある実写映画よりも、ない映画の衣装の方が格段に多かったのですが、
そこはディズニー。
衣装ひとつとってもハイセンスで、見飽きることなく一気読みしてしまいました。
ラストを飾るは、新・旧の「メリー・ポピンズ」
同じ人物を時代を経てデザインし直すと、
こんな風に違いがでるのか、と驚きました。
デイズニー好きと映画・舞台衣装好きの方々に、ぜひどうぞ。